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OUTLINE

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外壁の調査といえば、従来は、外壁をハンマーで叩く打診法による調査が一般的でしたが、近年では赤外線を利用した新しい調査方法である「赤外線外壁調査」が注目を集めています。

赤外線外壁調査は、外壁タイルの浮き・ひび割れがある部分と健全部との温度差に着目し、サーモグラフィカメラで撮影した赤外線画像によって外壁の劣化箇所を検出する調査方法です。高所を調査する際は、赤外線カメラを搭載したドローンや望遠カメラを利用して調査を実施します。
建築基準法第12条の点検に関する項目において正式に認められており、精度の高さやコスト、工期などにおいて様々なメリットがあります。

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打診調査と赤外線調査の違い

打診調査は、熟練の担当者が実施すれば高精度な調査が可能であり、仮に修繕が必要な場合は、調査時に組んだ足場をそのまま利用するため、スムーズに修繕に着手することができます。しかし、調査の精度が打診者の技術力に依存するため、技術力の低い担当者が実施すると劣化している箇所を見逃すおそれがあり、どうしても精度のムラが発生してしまいます。
一方、赤外線外壁調査は、安定かつ高精度な調査を行うことができるだけでなく、調査時に足場を組む必要がないため、工期がかからず低コストで調査を行うことができます。修繕箇所が見つかった場合は足場を組む必要がありますが、打診調査よりもトータルでコストが高くなってしまうことはほとんどありません。

各項目の比較
(10,000㎡の外壁を調査する場合)
打診調査
赤外線調査

コスト

約900万円

約300万円

調査開始までの期間

事前調査:1日

事前調査:1日

調査の実施期間

現地調査:2〜7日
報告書作成:約4日

現地調査:約2日
解析報告書作成:2〜4週間

足場

あり ※外壁全体へ足場を設置

なし ※点検後必要な部分にのみ足場を設置

騒音

あり

なし

精度

診断者の主観による判断でムラがある

データ判断による客観性、検証性、再現性に優れ安定かつ高精度

修繕作業着工までの期間

スムーズ

修繕が必要な箇所のみ足場を設置する時間を要する

調査範囲

深さ:30mm以上
浮き範囲:10cm角未満
浮きの厚み:◯の浮き部については、劣化精度が著しく劣る。

浮きの厚み:0.1mm程度の浮き部についての劣化判別精度が著しく劣る。
(但し浮きの厚みが薄い浮き部については、初期症状のケースが多く剥落リスクは低い。)

※打診調査は、仮設足場使用の場合のコスト ※打診調査で、ロープ打診の場合は、赤外線調査と同程度
SOLUTION

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SOLUTION
赤外線調査には、打診法と比較してコストや精度、工期、安全性、快適性など様々な側面でメリットがあります。
以下のようなお悩みがある方は、赤外線調査を行っている業者に外壁調査を依頼することをおすすめします。
外壁調査は高額のイメージがあり
踏みとどまっている
外壁調査は担当者によって
精度が違うと聞いて不安
急ぎでお願いしたいけど
しっかり調査してほしい
近隣に迷惑をかけない方法で
外壁調査してほしい

LOW COST

赤外線調査は、足場を設置する必要がないため、足場組みに必要な施工費用が発生しません。また、外壁タイルを手作業で少しずつ叩く打診調査を比較して短工期で調査することができるため、長期間にわたって作業者を動員する必要がなく人件費を抑えることができます。

HIGH PRECISION

赤外線調査は、サーモグラフィカメラで撮影するだけで問題点を見つけ出すことができるため、担当者の技術力に関係なく精度の高い調査を行うことができます。高性能なアシスト機能を持つカメラを使用することで、温度差が少ない測定物も正確かつ高速な撮影を実現します。

SPEEDY

赤外線調査は、足場の設置・撤去を行う必要がないため、迅速に調査に取り掛かることができます。また、外壁をサーモグラフィカメラで撮影するだけで調査が完了するため、手作業で地道に作業を行う打診調査と比較して大幅に工期を短縮することができます。

調査にかかる期間
(建物の面積が5000㎡の場合)

SAFETY

ドローンや望遠カメラを活用した赤外線外壁調査は、打診調査のように高所へ登る必要がないため安全に作業を実施することができます。また、打診調査では、外壁タイルを叩くことで崩れ落ちてしまうおそれがありますが、赤外線調査は、破損による事故や人に危害が生じる心配もありません。

COMFORT

赤外線外壁調査では、打診法のように外壁タイルを叩く必要がないため、振動や騒音などがなく、近隣に迷惑をかけることなく作業を行うことができます。また、足場を組む必要がないため交通規制も不要です。